N分野 教育・人文科学 |
選奨セッション 人文社会・情報学研究と教育 |
9月4日(水) 9:30-12:00 1n会場
座長 小川 潤(国立情報学研究所)
赤澤 紀子(電気通信大学) |
CN-001 |
テクスチャマッピングを用いた擬似大域照明による失われた建造物の可視化手法
○赤嶺 有平(琉球大学)・根路銘 もえ子(沖縄国際大学)
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CN-001テクスチャマッピングを用いた擬似大域照明による失われた建造物の可視化手法
○赤嶺 有平(琉球大学)・根路銘 もえ子(沖縄国際大学)
多くの史跡において拡張現実感(AR)を用いた展示が行われている.ARを用いることで様々な理由により消失した建造物等の文化財が,仮に現存していた場合にどのように見えるのかを臨場感をもって来場者に体験してもらうことが可能である.可視化される建造物は,コンピュータグラフィクスによりリアルタイムに生成する必要があるが,大域的な照明を考慮したレンダリングを行うことで現実世界に対する違和感を低減することができ,ユーザー体験の向上が期待できる. |
CN-002 |
地域資源プロモーションの為のメタバースワールドの構築
◎初崎 和寿・松尾 龍弥・松本 慎平・山岸 秀一(広島工業大学)
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CN-002地域資源プロモーションの為のメタバースワールドの構築
◎初崎 和寿・松尾 龍弥・松本 慎平・山岸 秀一(広島工業大学)
近年,持続可能な地域社会構築に向けて,デジタルメディアを活用した地域の未来を担う若者向けのプロモーションの取り組みは不可欠と言える.しかしながら,地域資源のプロモーションをデジタルメディアで効果的に行うための具体的な知見はまだ十分に蓄積されておらず, 知見を増やすための研究が求められている. 本研究では,VRを活用した地域資源のプロモーションに焦点を当て,廿日市市地域課題解決型DX実証実験で行われた,広島県廿日市地区の有形文化財のプロモーションに着目し,廿日市の歴史的な史料・伝統工芸品・民芸品を再現したVRモデルを制作し,メタバースプラットフォームVRChatを用いてこれらの展示を行った. |
CN-003 |
情報学分野におけるオンライン学会の実態と評価
○吉見 憲二(成蹊大学)
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CN-003情報学分野におけるオンライン学会の実態と評価
○吉見 憲二(成蹊大学)
2020年より世界中に拡大したコロナ禍では、多くの対面でのイベントが中止や延期、オンライン開催への切り替えを余儀なくされた。学術研究団体も例外ではなく、Zoom等の遠隔コミュニケーションツールを用いたオンライン開催が代替手段として広く採用されることとなった。他方で、2023年5月からの感染症法上の位置付けの「5類」への移行により、対面への回帰が進みつつある。しかしながら、オンライン学会は感染症対策だけでなく、遠隔参加などの多くの利点を抱えるものとなっている。本研究では、そうした社会状況を踏まえて、特に情報学分野におけるコロナ禍以降のオンライン学会の実態について調査し、継続にあたっての利点と課題について評価する。 |
CN-004 |
サーバ管理演習におけるヒント提示システムの開発
◎上 裕樹・竹原 一駿・最所 圭三・喜田 弘司(香川大学)
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CN-004サーバ管理演習におけるヒント提示システムの開発
◎上 裕樹・竹原 一駿・最所 圭三・喜田 弘司(香川大学)
近年,大学では,サーバ管理演習が多く実施されている. 問題への解答に行き詰まる受講者に対して,教授者は学習状況に応じたヒントを提示することで,受講者は行き詰まりを解消する. しかし,受講者は,自身の現状を正しく教授者に伝えることが出来ず,教授者はヒアリングを行う必要があり,多人数の受講者への支援が負担となっている. これに対し,我々は,受講者の学習状況に基づき,Pub/Subを用いたヒントを提示するシステムを開発している. 教授者の負担が軽減されることを確認するために,1クラスの受講者を対象に,試作したシステムを用いて評価実験を行った. 本稿では,開発システムと評価実験の結果について述べる. |
CN-005 |
(講演取消) |
選奨セッション コンピュータと教育 |
9月4日(水) 13:10-15:10 2n会場
座長 赤澤 紀子(電気通信大学)
小川 潤(国立情報学研究所) |
CN-006 |
情報理論を用いて受講者の自由記述から理解度を推測する授業改善支援システム
◎篠田 彪河・池田 了哉・辻本 了柾・金道 敏樹(金沢工業大学)
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CN-006情報理論を用いて受講者の自由記述から理解度を推測する授業改善支援システム
◎篠田 彪河・池田 了哉・辻本 了柾・金道 敏樹(金沢工業大学)
教員の授業改善ツールの実現を目指して,高校の授業や大学の講義を受けた生徒や学生たちの理解度を,項目をどう誤解/勘違いしているかを含めて統計的に把握する方法を検討する.選択式の問題においても正解率から学生の理解度を推定できるが,把握できる範囲は問題の選択肢に制限される.学生の勘違いの全てを事前に選択肢に織り込むことは困難であるので,論述問題の手書き解答を統計的に解析するアプローチで理解度を統計的に把握することを試みる.具体的には,教員が授業で伝えようとしている概念に対応する単語ネットワークと,学生が「理解している」単語ネットワークの違いを情報量で評価し,その一致と違いを抽出する.これまでに成績下位者に特有な言葉は抽出できており,本報告では,学生が「理解している」単語ネットワークの表す「誤解」がどのようなものかを報告する. |
CN-007 |
ゲームジャムによる瀬戸内地域の分野横断型次世代人材育成: ポストコロナ時代の新動向
○山根 信二(IGDA日本/東京国際工科専門職大学)
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CN-007ゲームジャムによる瀬戸内地域の分野横断型次世代人材育成: ポストコロナ時代の新動向
○山根 信二(IGDA日本/東京国際工科専門職大学)
週末の2日間に即席の混成チームでゲームを完成させる短期開発イベント「ゲームジャム」を事前勉強会とともに開催した.回数を重ねるごとに産学連携や広域展開を深め,瀬戸内地方は日本有数のゲームジャム活発地域となった.しかし新型コロナウィルスの流行によりゲームジャムはオンライン開催を強いられた.その後の世界的な傾向を見るとともに,オフライン会場での開催を再開するにあたっての健康面や安全性の配慮やどのような変化が起きたのかを報告する. |
CN-008 |
プログラミング初学者を対象としたオンラインジャッジシステム
田中 和季(コア)・○村川 猛彦(和歌山大学)
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CN-008プログラミング初学者を対象としたオンラインジャッジシステム
田中 和季(コア)・○村川 猛彦(和歌山大学)
大学1年次のプログラミング授業に基づき,プログラミング作成の問題に学習者が解答を行い瞬時に結果を判定するオンラインジャッジシステムを,Webアプリケーションとして構築した.2022年度はC言語で,オンライン実行環境Paiza.ioの編集画面をフロントエンドに取り入れた.2023年度はPythonで,Google Colaboratoryのページ上からオンラインジャッジサーバに提出ができる,Chromeブラウザの拡張機能を開発した.能力のある学生には腕試しを,苦手意識を持つ学生には試行錯誤を期待し,使用させた.各年度の実施の結果,学生ごとの正答・誤答の状況や,間違いの傾向を得ることができた. |
CN-009 |
レジ待ち時間に関する探求型問題解決学習 文科省IT人材育成プログラム終了後18年間の取り組み
○丹羽 時彦(神戸女学院高等学部)・神沼 靖子(情報処理学会)・白旗 慎吾(大阪大学)
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CN-009レジ待ち時間に関する探求型問題解決学習 文科省IT人材育成プログラム終了後18年間の取り組み
○丹羽 時彦(神戸女学院高等学部)・神沼 靖子(情報処理学会)・白旗 慎吾(大阪大学)
2004年文科省IT人材育成プロジェクトにおいて「グリッドコンピューティングの概念を用いたレジ問題」をテーマに採用が決まった.その後約20年間にわたり,その教材を用いて,問題形成,問題解決,発想力の向上を目指し探求型教育に取り組んだ.その手法がどの様に改善され,そして,どのような教育効果があったか考察を行う. |
コンピュータと教育 |
9月4日(水) 15:30-17:30 3r会場
座長 村上 祐子(広島大学) |
N-001 |
Society5.0をめざす新興技術を取り入れた教育改革-TIMSS等国際調査を踏まえて、諸外国の教育との比較から学ぶ-
○栗林 利昭・須藤 修(中央大学)
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N-001Society5.0をめざす新興技術を取り入れた教育改革-TIMSS等国際調査を踏まえて、諸外国の教育との比較から学ぶ-
○栗林 利昭・須藤 修(中央大学)
一人ひとりが多様な幸せを実現できる社会Society5.0のため、AI等の新興技術を人々が安心して利用できることが重要である。しかし、今急速に発展しつつあるこれらの技術には、様々な課題に直面している。世界の国々では、技術の発展を支えつつ、起こる課題について、AI国家戦略を立て進めているが、さらに教育において学習の内容や方法に至るまで積極的にAIを取り入れている国もある。本研究においては、技術の進展に伴う急速な社会変革のもと、教育政策をどのようにしていくべきか、これからを生きる子どもたちのため、PISA等の国際調査を利用して、諸外国と比較して考察する。 |
N-002 |
ユーザの苦手キーに適応するタイピング練習サービスの提案
◎黒澤 隼人・土肥 紳一(東京電機大学)
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N-002ユーザの苦手キーに適応するタイピング練習サービスの提案
◎黒澤 隼人・土肥 紳一(東京電機大学)
コンピュータは現代の日常生活において,仕事や学習,コミュニケーションなど不可欠な存在である.その中で,タイピングは非常に重要なスキルである.日常的によく使われる文字に関しては,打鍵速度が速く正確性も高い傾向にあるということから,特定のキーに焦点を当てることでタイピングスキルを向上させる可能性がある.本研究では,各キーを打鍵するまでにかかった時間を基に苦手なキーをユーザごとに選定し,文章生成APIを活用して苦手なキーを含む文章を出題するタイピング練習サービスを提案する.ユーザが繰り返しカスタマイズされた練習を行うことで,弱点を克服し,タイピング速度及び正確性を向上させることを目指す. |
N-003 |
高等学校教科「情報」の実施状況とギガスクール
○岩田 健一(鳥取大学)
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N-003高等学校教科「情報」の実施状況とギガスクール
○岩田 健一(鳥取大学)
高等学校において教科「情報」が始まってから20年以上が経過した。現在の実施状況はどのようになっているだろうか。またギガスクールが生徒のITリテラシに与えた影響はどうだろうか。 |
N-004 |
データサイエンス記述問題からの各技術項目に対する理解度判定
◎安田 健人・島川 博光・原田 史子(立命館大学)
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N-004データサイエンス記述問題からの各技術項目に対する理解度判定
◎安田 健人・島川 博光・原田 史子(立命館大学)
データサイエンスの技術の獲得には、確率統計、最適化、プログラミングなどさまざまな分野の知識、スキルが求められる。学習状況を知るには、多分野の技術項目を関連付けてデータ分析手法の原理を理解しているかを記述問題で問うのがよい。しかし、自由記述から理解度を判定するのは困難である。その原因は、学習者がどの技術項目を理解できていないかが判然としないことにある。本研究では、自由記述の記載内容から正解への近さを判定し、どの技術項目が理解できているかを割り出す方法を提案する。技術項目ごとの理解度が判るので、データサイエンス技術獲得におけるくじけを防止できる。 |
N-005 |
ゲームジャムによる瀬戸内地域の分野横断型次世代人材育成:開催地域とのかかわりから
○大谷 卓史(吉備国際大学)・石井 聡美(テゴ)・井上 博明(オニロ)・清水 光二・畝 伊智朗・前嶋 英輝・佐々木 洋・佐藤 匡・村上 勝典・山本 倫子・大西 正泰・竹岡 志朗(吉備国際大学)・河原 英利(岡山県立高梁城南高等学校)・池畑 陽介(岡山県立高梁高等学校)・芳賀 高洋(岐阜聖徳学園大学)・面田 高章(岡山Unity勉強会)・渡辺 大(讃岐GameN)・中奥 貴浩(広島Unity勉強会)・山根 信二(東京国際工科専門職大学)
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N-005ゲームジャムによる瀬戸内地域の分野横断型次世代人材育成:開催地域とのかかわりから
○大谷 卓史(吉備国際大学)・石井 聡美(テゴ)・井上 博明(オニロ)・清水 光二・畝 伊智朗・前嶋 英輝・佐々木 洋・佐藤 匡・村上 勝典・山本 倫子・大西 正泰・竹岡 志朗(吉備国際大学)・河原 英利(岡山県立高梁城南高等学校)・池畑 陽介(岡山県立高梁高等学校)・芳賀 高洋(岐阜聖徳学園大学)・面田 高章(岡山Unity勉強会)・渡辺 大(讃岐GameN)・中奥 貴浩(広島Unity勉強会)・山根 信二(東京国際工科専門職大学)
本発表においては、地域社会および地域の学校の視点から、2015年から2023年まで9回にわたって実施されてきたゲームジャム高梁について報告する。 |
N-006 |
NIE支援のためのBERTを用いた児童が意見を出しやすいニュース記事の推薦手法の検討
◎小原 大和・安藤 一秋(香川大学)
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N-006NIE支援のためのBERTを用いた児童が意見を出しやすいニュース記事の推薦手法の検討
◎小原 大和・安藤 一秋(香川大学)
近年,小学校や中学校などの義務教育機関では,新聞を教材として活用する取り組み,NIE(News In Education)が実施されている.しかし,小学校でのNIEにおいては,既存の授業との時間調整や教材として利用する記事の選択,補足資料の準備などが必要となり,教師の負担が増加している.そこで本研究では,NIEを実践する教師を支援するため,児童が意見を出しやすい記事を推薦するシステムの構築を目的とする.本稿では,BERTを用いて,意見を出しやすい記事を判定するモデルを提案する.そして,実験により提案モデルの性能を評価するとともに,ニュース記事の判定結果を分析する. |
コンピュータを用いた社会・文化研究と法 |
9月5日(木) 9:30-12:00 4t会場
座長 橋本 誠志(徳島文理大学) |
N-007 |
特許出願非公開制度と情報処理技術〜デュアルユースの問題の考察〜
○辻丸 光一郎(辻丸国際特許事務所)・関口 彰正(岩田合同法律事務所)
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N-007特許出願非公開制度と情報処理技術〜デュアルユースの問題の考察〜
○辻丸 光一郎(辻丸国際特許事務所)・関口 彰正(岩田合同法律事務所)
近年、国際政治経済の秩序が脅かされ、各国において軍事面だけでなく、経済安全保障においての取り組みが強化されるようになってきている。我が国においても、「経済安全保障推進法」が2022年5月11日に成立した。経済安全保障推進法では、経済安全保障のための4つの制度を創設することになっており、その4番目の制度に「特許出願非公開制度」があり、本年5月1日から施行されている。特許制度では、産業の発達を図るために発明を公開するのが原則であるが、「特許出願非公開制度」は公開の原則を経済安全保障の観点から制限するものである。また、「特許出願非公開制度」では、経済安全保障に関し「機微な発明」に関しては外国出願を禁止している。政府は、国際特許分類に基づき当該制度に該当する技術(発明)を分類しており、情報処理技術も含まれる。本発表では、情報処理技術に関し、当該制度に該当する技術を検討し、かつ民間活用との関係(デュアルユース)の問題についても考察する。 |
N-008 |
今後のデュアルユース技術とその法的規制 —リモートセンシング技術の観点から—
○関口 彰正(岩田合同法律事務所)
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N-008今後のデュアルユース技術とその法的規制 —リモートセンシング技術の観点から—
○関口 彰正(岩田合同法律事務所)
2024年4月、矢野経済研究所は、2023年度の次世代デュアルユースのアイテム・技術市場予測は57億円の見込みであり、204年度には1507億円まで拡大するとの調査結果を発表した。 軍事目的の研究一貫して反対する立場である日本学術会議が、2022年には、デュアルユースの先端科学技術研究について軍事と民生を単純に二分化することはもはや困難であると述べ、防衛白書においても同様の指摘がなされている。そして、2024年には、防衛相が日本版DARPAとも呼ばれる「イノベーション研究所」を設立する予定であり、今後、デュアルユース技術の研究・発展が急速に拡大することが想定される。 そのような状況下で、日本は、2022年に成立した経済安全保障推進法をはじめ、各種法的枠組を構築し、技術の発展と経済安全保障の保護の両立を図ることになる。本発表では、今後のデュアルユース技術(例えば、次世代通信サービス、リモートセンシング技術等)の進展とそれに対する法的枠組の在り方を考察する。 |
N-009 |
採用面接支援に向けた動画・音声分析によるパーソナリティ推定
○沼田 崇志・中村 俊輝・中道 拓也・松田 孝弘(日立製作所)・唐沢 かおり(東京大学)
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N-009採用面接支援に向けた動画・音声分析によるパーソナリティ推定
○沼田 崇志・中村 俊輝・中道 拓也・松田 孝弘(日立製作所)・唐沢 かおり(東京大学)
採用面接では,採用すべき人物像や一人一人に合った配属・業務を検討する上で,パーソナリティ評価が有用とされている。しかし,数十分~1時間程度の採用面接により,志望者のパーソナリティを正確に理解することは容易でない。本研究では,採用面接時のパーソナリティ評価支援に向けて,採用面談を想定した面談時の動画・音声データを用いて,パーソナリティを推定する技術を開発した。98名分の動画・音声データの分析により,頭部領域の動作や質問への回答時間などの行動特徴量101種を合成した指標を抽出し,パーソナリティ5種との関係を評価した結果,相関の強さ0.25~0.34の強さで統計的に有意に相関し,二群への大別的な識別精度60.2%~83.7%を示す推定モデルを開発できた。 |
N-010 |
晴願者と視覚障がい者による自己肯定感向上の共創
○松田 江里子・平石 輝彦・石野 かおり(神戸情報大学院大学)
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N-010晴願者と視覚障がい者による自己肯定感向上の共創
○松田 江里子・平石 輝彦・石野 かおり(神戸情報大学院大学)
視覚障がい者の50%が自殺を考えたことがあるという課題から、原因の1つとして考えられる自己肯定感が低いという現状を向上すべく、3Dプリンターで著名な絵画を作成し、視覚障がい者と晴眼者でその3D絵画を鑑賞するワークショップを開催。あらかじめ用意しておいたChat BotとChat GPTを使って、絵画について学びつつコミュケーションを取り、意外性と親和性から得る共感を通じて自己肯定感向上を目指す。 |
N-011 |
語種によって単語の難易度が変わるか
○鄭 弯弯(名古屋大学)
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N-011語種によって単語の難易度が変わるか
○鄭 弯弯(名古屋大学)
日本語は世界の言語の中でも特に複雑で,習得が難しいとされている.その一因として,英語がアルファベットで構成された単語であり,中国語が漢字であるような単一の文字体系に対して,日本語は複数の文字体系(和語,漢字,外来語,混種語)を使用している点が挙げられる.また,使用する文字の種類によって印象が異なるため,同じ意味の伝達であっても,語種の扱いは使用者や目的によって変わることがある.特に近年,外来語の使用が若い世代に増加しており,世代間のコミュニケーションにおいて障害となる社会的な問題となっている.そこで,本研究では,日本語を対象にして単語の難易度と語種の関係を検討し,語種によって単語の理解に差が生じるかを明らかにする. |
N-012 |
日本近代公文書OCRにおける画像特徴抽出器の比較
○宮川 裕貴・山田 雅之・中 貴俊・兼松 篤子・宮崎 慎也(中京大学)・長谷川 純一(中京大学人工知能高等研究所)
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N-012日本近代公文書OCRにおける画像特徴抽出器の比較
○宮川 裕貴・山田 雅之・中 貴俊・兼松 篤子・宮崎 慎也(中京大学)・長谷川 純一(中京大学人工知能高等研究所)
近代の公文書には史料的価値があるが,その多くはくずし字を含む手書きの文書であるため近代古文書の知識が無ければ解読が困難である.そこで我々は台湾総督府文書を題材として,近代公文書を対象としたOCRシステムの開発を進めており, 文字領域検出とその文字認識を行うモデルとして文脈情報を考慮可能なエンコーダ・デコーダベースのモデルを考案した.このモデルはエンコーダで画像特徴を抽出,デコーダで文脈情報と合わせた特徴量に変換し,これを用いて文字領域の検出と文字認識を行う。 本研究ではエンコーダの画像特徴抽出器を変更した複数のモデルで精度の比較と考察を行う. |
N-013 |
敦煌文書における機械学習を用いた字形分析 : -既存分類手法との比較を中心として-
◎髙見 美友・藤田 和弘・三谷 真澄・入澤 崇(龍谷大学)
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N-013敦煌文書における機械学習を用いた字形分析 : -既存分類手法との比較を中心として-
◎髙見 美友・藤田 和弘・三谷 真澄・入澤 崇(龍谷大学)
中国敦煌出土の古写本群,いわゆる「敦煌文書」は人文学的価値が高い史料群だが,状態悪化等の影響により制作年代が不明な史料も多い.写本研究では制作年代は重要な情報であるが,従来の分類基準・手法は研究者の暗黙知の影響を受けている.本研究では,機械学習を用いた定量的な特徴量に基づく年代推定を研究目的とし,手書き写本内の字形を対象として,主成分分析による字形の特徴量抽出とクラスタリングを行い,その分析結果と従来手法との比較を行った.その結果,クラスタと年代には,ある程度の関係性が認められた.また,クラスタと年代との関係性と,従来手法との対応関係により,従来手法の妥当性が明らかになった. |
プログラミング教育 |
9月5日(木) 15:30-17:30 5t会場
座長 稲垣 知宏(広島大学) |
N-014 |
物語を取り入れたProcessing言語によるオブジェクト指向学習教材の試作
◎岩﨑 裕憲・土肥 紳一(東京電機大学)
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N-014物語を取り入れたProcessing言語によるオブジェクト指向学習教材の試作
◎岩﨑 裕憲・土肥 紳一(東京電機大学)
オブジェクト指向プログラミングは大規模システム開発において重宝される。しかし、教材として扱う場合には、簡潔で分かりやすいことが求められることからコード記述は最小限、小規模になることが多い。その結果、オブジェクト指向の真価が発揮される場面が少なくなり有用性を感じにくいといった問題が発生する。そこで、適度に大きなプログラムを扱う教材を開発しその問題の解消を目指す。単に規模を大きくするだけでは学習効果の向上は見込めないため、教材に物語要素を取り入れ、プログラミング言語にグラフィック表現が容易なProcessingを用いる。今回は試作した教材の内容について報告する。 |
N-015 |
プログラミング教育におけるプログラミング的思考教材の効果検証
◎田﨑 誠人・三木 良雄(工学院大学)
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N-015プログラミング教育におけるプログラミング的思考教材の効果検証
◎田﨑 誠人・三木 良雄(工学院大学)
プログラミング教育の中核とされるプログラミング的思考だが,具体的な教材や教材の作成方法が豊富に準備されているとは言い難い状況である.我々は,論理的思考の第一段階である「問題の発見」に注目し,問題の本質を捉え,前提条件を明確にすることで真の問題解決能力を育成するためのプログラミング的思考の教材を提案した.本発表では,この教材を初等・中等教育の児童・生徒に解かせ,それを分析することで,この教材の有効性を検証する. |
N-016 |
Cプログラムの未初期化変数へダミー初期値を挿入するツールの提案
◎白石 太陽(大阪工業大学)・四良丸 恵伍(パーソルAVCテクノロジー)・水谷 泰治・西口 敏司・橋本 渉(大阪工業大学)
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N-016Cプログラムの未初期化変数へダミー初期値を挿入するツールの提案
◎白石 太陽(大阪工業大学)・四良丸 恵伍(パーソルAVCテクノロジー)・水谷 泰治・西口 敏司・橋本 渉(大阪工業大学)
C 言語では,未初期化の変数には不定な値が格納されているが,開発環境によっては偶然0が格納されることがしばしばある.これにより,プログラミング初学者は偶然0が代入されることが正しいと誤解することがある.一方,初学者は未初期化に対するコンパイラの警告を無視することがある. そこで,本研究では未初期化の変数に対してダミーの初期値を挿入することにより,初期化忘れによるバグを表面化させるツールを提案する.本ツールでは,対象のコードの構文木を作成し,未初期化の変数宣言を探す.そして,変数の型に応じて初期値を設定するコードを構文木の該当箇所に埋め込む.これにより,偶然初期値に0が代入されることがなくなり,バグの表面化がしやすくなる. |
N-017 |
Implementation of Naming Rules Checking Function in Code Validation Program for Code Writing Problem in Java Programming Learning Assistant System
◎Khaing Hsu Wai・Nobuo Funabiki・Mustika Mentari・Soe Thandar Aung(岡山大学)・Wen-Chung Kao(National Taiwan Normal University)
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N-017Implementation of Naming Rules Checking Function in Code Validation Program for Code Writing Problem in Java Programming Learning Assistant System
◎Khaing Hsu Wai・Nobuo Funabiki・Mustika Mentari・Soe Thandar Aung(岡山大学)・Wen-Chung Kao(National Taiwan Normal University)
To assist self-studies of Java programming for novice students, we have developed a web-based Java programming learning assistant system (JPLAS). In JPLAS, the code writing problem (CWP) asks a student to write a source code that will pass the given test code in the assignment, where the correctness is validated by unit test using JUnit. For novice students, to master writing readable codes using proper names for variables, classes, and methods is crucial in Java programming, to improve understandability and maintainability. In this paper, we implement the naming rules checking function in the code validation program for CWP in JPLAS, and apply it to 547 source codes from 50 students in a Java programming course in Okayama University, Japan. The results confirm the effectiveness. |
N-018 |
非情報系学生向けプログラミング導入教育と金融リテラシーの組合せ
○辻 康孝(九州大学)
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N-018非情報系学生向けプログラミング導入教育と金融リテラシーの組合せ
○辻 康孝(九州大学)
プログラミング導入教育において,単にプログラミングの基本概念を学習するだけでなく,学習者の専攻に関連する分野あるいは関心のある分野の問題と組み合わせる試みが数多く行われている.消費及び人生設計に関連する金融知識・判断力(金融リテラシ)は,学生の将来の安定性に大きく影響するトピックスであり,データサイエンスとともに国を挙げて推進している.本稿では,Pythonによるプログラミング演習の授業において,金融リテラシ,特にDebt Managementsを組み合わせたプログラミング導入教育の授業設計及び実践結果を評価する. |
N-019 |
プログラミング教育のオンライン授業による影響の分析
○土肥 紳一・今野 紀子(東京電機大学)
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N-019プログラミング教育のオンライン授業による影響の分析
○土肥 紳一・今野 紀子(東京電機大学)
システムデザイン工学部デザイン工学科のコンピュータプログラミングⅠの授業では,Processing言語を使ったオブジェクト指向の入門を学習する.この授業は,2017年から開始し,SIEMを使って受講者のモチベーションを継続的にモニタリングを行い,その向上を目指す教育を実践している.2020年にはCOVID-19の感染拡大が発生し,遠隔講義を強いられた.このような経験を通じて,対面講義が再開されるようになり,ニューノーマルな時代における講義環境が模索されている.筆者らは,対面講義をライブで実施し,なおかつ,オンライン講義を取り入れた方法で授業を行うと共に,講義の録画も公開している.このような授業スタイルが,受講者のモチベーションにどのような影響があったのかを述べる. |
教育学習支援(1) |
9月6日(金) 9:30-12:00 6t会場
座長 齊藤 智也(山口大学) |
N-020 |
デジタル教科書のログデータを用いたKnowledge Tracingモデルの拡張
◎川畑 考太朗・大久保 文哉・谷口 雄太・唐 成・島田 敬士(九州大学)
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N-020デジタル教科書のログデータを用いたKnowledge Tracingモデルの拡張
◎川畑 考太朗・大久保 文哉・谷口 雄太・唐 成・島田 敬士(九州大学)
Knowledge Tracing(KT)は学習者が今までに解いた問題の正誤から学習者の現時点の知識状態を捉え,それを元に次に解く問題の正答確率を予測するタスクである.KTモデルでは問題の正誤に関する情報以外に付随情報として解答中の情報が使用されることがあるが,学習中の情報をモデル化したものはまだ少ない.本研究は,デジタル教科書の閲覧ログから得られる特徴量を用いたKTモデルを構築することを目的とする.提案モデルでは,既存モデルに学習中の付随情報である埋め込みベクトルと小テストの実施状況に基き,変更を加える.デジタル教科書を使用した大学の講義からデータセットを作成し,提案モデルによる各問題の正答確率の予測パフォーマンスの評価を行った. |
N-021 |
(講演取消) |
N-022 |
成績予測システムの構築と予測に用いる特徴量とデータ量の検証
◎駒谷 優斗・望月 久稔(大阪教育大学)
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N-022成績予測システムの構築と予測に用いる特徴量とデータ量の検証
◎駒谷 優斗・望月 久稔(大阪教育大学)
LMSなどに蓄積されたデータを用いて学習分析を行うラーニングアナリティクスが盛んである.その中に予測分析があり,学習者の成績を予測できれば,教員が成績不良の学習者を早期に発見し指導することなどが可能となる.そこで本研究では,PythonをFlaskで用いて,機械学習による成績予測システムを構築する.認証機能により,学習者と教員のそれぞれに対して予測成績や特徴量などの情報をフィードバックする.特徴量は,大学生の授業を対象にMoodleなどで実施した小テストのログデータから抽出する.実際の現場を想定し,それぞれの授業回までのデータを用いて成績を予測し,予測に必要なデータ量と有益な特徴量を検証する. |
N-023 |
学生の成績予測における精度向上のための特徴量とデータ加工手法の検証
◎髙橋 龍人・駒谷 優斗・望月 久稔(大阪教育大学)
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N-023学生の成績予測における精度向上のための特徴量とデータ加工手法の検証
◎髙橋 龍人・駒谷 優斗・望月 久稔(大阪教育大学)
教育データの分析によって,教育・学習を支援するラーニングアナリティクスが盛んである.その中に成績予測があり,学生の成績を高い精度で予測できれば成績不振の学生を早期発見し対処することなどができる.そこで本研究は,予測精度向上を目的とし,特徴量とデータ加工手法を検討する.Moodleのログから,小テストの得点などの既存の特徴量に課題などの提出率を加えたデータを作成し,その後,予測モデルに適したデータに加工する.予測モデルにはランダムフォレストまたは勾配ブースティングを用いる.特徴量とデータ加工手法を評価するため,特徴量の組み合わせごとに提出率の追加前後,加工前後の決定係数を比較する. |
N-024 |
外国語学部における中途退学者と面談基準
○仲田 知弘・浜 正樹(文京学院大学)
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N-024外国語学部における中途退学者と面談基準
○仲田 知弘・浜 正樹(文京学院大学)
日本の大学は、大学進学率が上昇し続ける中で、学ぶ方法や生活習慣、中途退学等の学生への支援を必要としている状況である。中途退学者の増加は、大学経営にも影響するため、本学を始め重要な課題の一つである。また、先行研究では、様々なデータを用いて、中途退学者の予測や成績不振者の早期発見、中途退学者と卒業生の分類等が行われている。そこで、本論文では、学生の個別面談における教員負担の軽減を検討するため、中途退学者と卒業生の分類と本学の外国学部で設定されている成績不振者等の面談基準を比較する。 |
N-025 |
学習者の受講データを使用したLight GBMによるドロップアウト予測
◎宮田 大・大枝 真一(木更津工業高等専門学校)
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N-025学習者の受講データを使用したLight GBMによるドロップアウト予測
◎宮田 大・大枝 真一(木更津工業高等専門学校)
近年,規模公開オンライン講座(MOOC)は,世界中でリリースされ,広く導入されている. MOOC は大学レベルの高度な知識を学ぶことが可能であり,オンラインで無償で利用することができるが,高い中退率が問題となっている.そこで,本研究ではoptunaチューニングを用いたLight GBMを使用して,ユーザがドロップアウトするか否かを予測し,その要因を分析した.結果として,課題の正否やコースの要する時間が大きく要因していたことが分かった. |
N-026 |
学習者の知識状態を探るための知識依存関係を用いた自動質問生成
◎川西 哲平・川嶋 宏彰(兵庫県立大学)
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N-026学習者の知識状態を探るための知識依存関係を用いた自動質問生成
◎川西 哲平・川嶋 宏彰(兵庫県立大学)
本研究では、教育支援の場面において、学習者の知識状態を確認するための質問を自動生成することを目的とする。対話的学習支援の実現に大規模言語モデル(LLM)を用いる試みはあるものの、正しくない指導内容・順序を含む対話となる課題がある。そこで本研究は、学習理解に必要な知識の依存関係を外部的に用意し、LLMに与えることで正しい質問を生成する手法を提案する。LLMのみでの質問生成と比較し、知識の依存関係を踏まえた適切な質問生成が可能であることを示す。 |
教育学習支援(2) |
9月6日(金) 13:10-15:40 7s会場
座長 隅谷 孝洋(広島大学) |
N-027 |
遠隔授業における顔認証出席管理システム
◎李 昱卓・山富 龍・齋藤 友彦・二宮 洋(湘南工科大学)
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N-027遠隔授業における顔認証出席管理システム
◎李 昱卓・山富 龍・齋藤 友彦・二宮 洋(湘南工科大学)
本研究では、新型コロナウイルスの影響で普及した遠隔授業において、CNNを用いた顔認証を活用した出席管理システムを開発した。このシステムは、オンラインプラットフォームを通じて学生の出席を自動化し、教員の負担を軽減する。評価実験により、システムの性能を検証し、高い適合率と再現率を実現した。これにより、遠隔授業における出欠管理の効率化と正確性が向上した。本研究の結果として、遠隔授業における顔認証を活用した出席管理システムが実用可能なレベルにあることが示された。 |
N-028 |
目視での評価に特化した学生のプログラムの品質評価システムの提案と試作
◎岡本 八仁・杉田 基樹・早川 智一(明治大学)
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N-028目視での評価に特化した学生のプログラムの品質評価システムの提案と試作
◎岡本 八仁・杉田 基樹・早川 智一(明治大学)
本論文では,教員による学生のソースコードの目視評価を支援するシステムを提案する.プログラミングの実習では,学生のプログラムを正確に評価するために,自動評価だけでなくソースコードの目視評価が必要になる場合がある.しかし,目視による評価作業は,自動評価に比べて作業者の工数が増大するという課題がある.我々は,主にファイルの開閉やタブ・ウィンドウの切り替えが目視評価の効率を低下させることを事前調査で明らかにした.そこで本論文では,単一画面でファイルをシームレスに切り替えながら評価結果の記録が可能なシステムを提案する.また,提案システムが目視評価の効率化に有用であるかを評価し,その結果を報告する. |
N-029 |
プログラミングの実習における学生のプログラムの題意と異なる実装の傾向調査と一考察
◎杉田 基樹・早川 智一(明治大学)
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N-029プログラミングの実習における学生のプログラムの題意と異なる実装の傾向調査と一考察
◎杉田 基樹・早川 智一(明治大学)
本論文では,プログラミングの実習での題意(出題者の意図)と異なる実装(ソースコード)の傾向の調査結果を報告し,対策について考察する.近年,プログラミングの実習では学習者の実装をシステムで自動評価する場合がある.しかし,題意と異なる実装をシステムが受理する場合があり,学習者の誤った理解を助長しかねない.このような実装を検出する研究は存在するが,実習における実際の提出物の分析に基づくものは少ない.そこで我々は,本学科1年次の実習システムが受理した実装を全数調査し,題意と異なる実装のパターンを抽出した.本稿では特に,抽出したパターンごとの発生要因と各パターンに対する検出方法を考察する. |
N-030 |
プログラミング導入教育を目標にしたSISTオンラインジャッジシステムの開発と運用
○國持 良行(静岡理工科大学)
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N-030プログラミング導入教育を目標にしたSISTオンラインジャッジシステムの開発と運用
○國持 良行(静岡理工科大学)
プログラミングコンテスト等でよく使われるオンラインジャッジシステムをプログラミングの導入教育に活用するために,クラウド上にSist online judge システムを開発をした.ここでは,このシステムによる授業等における活用状況を紹介し,効果について検証する.また,現状の検討課題について考察する. |
N-031 |
リアルタイムに学習者の集中度を推定するシステムの作成
◎大政 悠暉(近畿大学)・松本 慎平(広島工業大学)・加島 智子(近畿大学)
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N-031リアルタイムに学習者の集中度を推定するシステムの作成
◎大政 悠暉(近畿大学)・松本 慎平(広島工業大学)・加島 智子(近畿大学)
近年,学習者の学習効果を評価する指標の一つとして集中度が注目されている.しかし,個人で手軽に活用できる集中度計測のシステムは限られている.そこで,本研究ではWEBカメラから取得される複数の指標を使用した,個人でも手軽に活用することができるリアルタイム集中度推定システムを作成し,その精度を評価する. |
N-032 |
HiGPTの開発:国際グループディスカッションを補助するAI
○槌本 裕二(栄諧情報システム)・稲垣 知宏・高橋 徹・村上 祐子(広島大学)
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N-032HiGPTの開発:国際グループディスカッションを補助するAI
○槌本 裕二(栄諧情報システム)・稲垣 知宏・高橋 徹・村上 祐子(広島大学)
生成AIと自然言語翻訳技術を組み合わせた、新しいグループ学習支援ツール「HiGPT」を開発した。HiGPTは、多言語ディスカッションを促進するために、翻訳と自然言語生成を活用して、コミュニケーションの仲介を補助する。これにより、異なる言語の参加者同士でも、意思疎通が容易になると期待される。本研究では、広島大学とテキサス大学オースティン校の学生が実際に使用した事例をもとに、HiGPTによるディスカッションの補助過程について説明する。 |
N-033 |
AR型遠隔学習支援システム「AI Aquarium」の開発
○星野 浩司(九州産業大学)・金 大雄(九州大学)
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N-033AR型遠隔学習支援システム「AI Aquarium」の開発
○星野 浩司(九州産業大学)・金 大雄(九州大学)
本研究では、AI型HMHDやアプリ形式のタブレットソフトと連携するクラウド型ネットワークシステムを用いて、ICT技術により学びを活性化する新たな体験型学習支援システムや実践的学習プログラムを実現する“生き物の学びをつなぐ「AIアクアリウム」の開発”を実践する。特に、AI型HMHDではディスプレイという概念を超え、現実の空間とリンクしたアプローチを可能にし、現物の標本では展示不可能な様々な教育情報を多角的に表現することが可能となり、来館者の主体的、対話的な深い学びの促進を実現するものである。 |