連続セミナー2022「その先へ 情報技術が貢献できること」

第9回【11月10日(木)13:00~15:30】

ITとデータセンターのカーボンニュートラル 入門


IT(情報技術)を利用する際には、その動力として電力消費が避けられない。特にデータセンターでの大量の電力消費はSDGsの推進にあたっては一種の矛盾でもあり、SDGsを推進する企業担当者にとっても悩ましい問題である。本セミナーでは、IT、特にデータセンターのカーボンニュートラルについて理解を深め、対応していくための一歩に向けて複数の視点からこの課題を論じる。
  • [13:00-13:10]オープニング

    鎌田 真由美
    鎌田 真由美(情報処理学会理事/日本マイクロソフト株式会社 コンサルティングサービス ソリューションアーキテクチャ本部長)

    【略歴】横浜国立大学卒業後、日本IBM入社。SI技術リーダーを経てIBM東京基礎研究所に転じ、米IBMワトソンリサーチに赴任。2013年より日本マイクロソフト株式会社勤務。現在、コンサルティングサービスソリューションアーキテクト本部長。2000年 経営システム科学修士(筑波大学大学院)、2009年学術博士(東京大学大学院)
  • [13:10-13:40]Session1「企業の財政状態とSDGs対応との関係」

    白田 佳子

    環境省が中心となり環境省情報開示基盤整備事業が実施された。本事業は、我が国企業における環境問題に対する取り組み状況を把握するために実施されたものである。なお、本整備事業では、参加企業の文書による回答を一括変換し、全体の文字解析等が可能となるフォーマットが準備された。そこで本研究では、収集された大量の文字データを自然言語処理を用いて分析し、その結果と参加企業の財政状態との関係を分析することで日本企業における環境対応の実態と課題を明らかにした。具体的には、企業の回答に用いられている言葉を財務格付別に共起分析することで、企業の各財務状態における特性を明らかにしている。その結果、財政状態の安定した企業は、環境対応に前向きであり具体策が講じられていることが確認できた。一方、財政状態がぜい弱な企業においては、経営を安定化させることが優先され、環境対応へ取り組むまでには至っていない実態が確認された。

    白田 佳子(東京国際大学 商学部 特命教授)

    【略歴】筑波大学大学院経営・政策科学研究科企科学専攻終了 博士(経営学)(筑波大学)中央クーパース・アンド・ライブランドコンサルティング(株)勤務を経て、筑波技術短期大学助教授、日本大学教授、芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科教授、年筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授を歴任。現在、東京国際大学特命教授、菱電商事社外取締役、北海道国立大学機構監事、法務省法制審議会委員、東京国税局土地評価審議会会長。
  • [13:40-13:50]休憩

  • [13:50-14:50]Session2「グーグルにおけるカーボンニュートラルの取り組み」

    堀地 聡太朗

    Googleは、2007年に初めてカーボンニュートラルを達成し、2017年以来、Googleの世界的な年間消費電力の100%に相当する太陽光エネルギーと風力エネルギーを購入してきました。そして現在、2030年までに地域を問わず24時間365日カーボンフリーエネルギーで事業を運営するという持続可能性に向けた新たな目標を実現するための取り組みを進めています。
    特にデータセンターの電力供給を完全に脱炭素化するという次のステップは、カーボンフリーな未来を実現し、Google Cloudのお客様に業界で最もクリーンなクラウドを提供するために、きわめて重要です。本講演ではGoogleのそうした目標に向けた歩みや今後の取り組みについてご紹介致します。

    堀地 聡太朗(グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 ソリューション&テクノロジー データセンターソリューション事業開発部長)

    【略歴】1997年慶應義塾大学卒業。同年国際電信電話株式会社(現KDDI株式会社)入社。2002年株式会社野村総合研究所入社。2009年 London Business School 修士課程修了。2018年 Mapletree Investments Japan 株式会社入社。2021年 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社入社。現在データセンター保有・運営事業者向け各種ソリューション開発や市場開拓戦略を担当。
  • [13:50-14:50]Session2「ITとデータセンターのカーボンニュートラル入門」

    畠山 大有

    SDGs中でもSustainabilityは地球科学、自然科学だけでなく、その経過観察や大量の情報処理のため情報技術の活用が欠かせないです。
    この講演では、情報技術の業界に身を置く皆様が知っておくべきカーボンニュートラルについてご説明します。

    畠山 大有(日本マイクロソフト株式会社 カスタマーサクセス事業本部 シニアクラウドソリューションアーキテクト)

    【略歴】独立系ISVでのソフトウェア設計・開発エンジニアを経て2002年よりMicrosoft勤務。MSNでのデータセンター運用エンジニアを経て、プリセールス、マーケティングでも一貫してエンジニアリングの世界に身を置く。現在は顧客プロジェクトにてMVP開発とそのOutputで活動中
  • [14:50-14:55]休憩

  • [14:55-15:25]Session3

    調整中

  • [15:25-15:30]クロージング

    鎌田 真由美
    鎌田 真由美(情報処理学会理事/日本マイクロソフト株式会社 コンサルティングサービス ソリューションアーキテクチャ本部長)