第9回情処ウェビナー:ニューロバースを外在化する
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視聴可能期間:2024年8月31日まで⇒終了しました
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ニューロバースを外在化する
開催:2023年7月22日(土)15:00-16:00[会員・非会員問わず参加無料]、16:00-17:00zoom交流会[個人会員限定]
配信:IPSJ VIRTUAL HALL(YouTubeライブ)
講師:神谷 之康(京都大学情報学研究科 情報学専攻脳認知科学講座 教授)
※本講演はYouTubeライブで行います。お申し込みいただいた方は、当日のライブ配信の視聴に加えて後日アーカイブ動画もご覧いただけます。
お知らせ
講演後(16:00-17:00)に講師を交えた交流会(zoom meeting)を行います。
講師へ直接質問できるまたとない機会です。交流会への参加は情報処理学会個人会員に限定させていただきますので、この機会にぜひご入会ください。
交流会へ参加をご希望の方は、申し込み後自動送信される申込完了メールに記載のマイページよりお申し込みください。会員番号が必要です。▶︎入会はこちら
【講演概要】われわれは外界からの入力がなくて想像したり夢を見たりすることができます。知覚も外界の単なるコピーではなく、主観的な見え方は物理世界からズレています。脳は外界を独特な仕方でコード化した世界のモデル(ニューロバース)を構築していると考えることができるでしょう。この講演では、ニューロバースの外在化・共有化という視点から脳情報解読研究を俯瞰し、ブレイン−マシン・インターフェース(BMI)の今後の展望を議論したいと思います。【講師紹介】
神谷 之康(京都大学情報学研究科 情報学専攻脳認知科学講座 教授)
奈良県生まれ。東京大学教養学部卒業。カリフォルニア工科大学でPh.D.取得後、ハーバード大学、プリンストン大学、ATR脳情報研究所を経て、2015年から現職。機械学習を用いて脳信号を解読する「ブレイン・デコーディング」法を開発し、ヒトの脳活動パターンから視覚イメージや夢を解読することに成功した。SCIENTIFIC AMERICAN誌「科学技術に貢献した50人」(2005)、塚原仲晃賞(2013年)、日本学術振興会賞(2014年)、大阪科学賞(2015)等を受賞。2018年、ATRフェローの称号を授与される。現代美術家ピエール・ユイグ氏の作品 "UUmwelt"(2018年)のための映像を提供するなど、アーティストとのコラボレーションも進めている。