第3回情処ウェビナー

大学入学共通テスト「情報」がこの国を変える!

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開催:2021年10月3日(日)10:00-11:30[会員・非会員問わず参加無料]
会場:zoomウェビナー
後援:全国高等学校情報教育研究会
*音声認識システムを使用した情報保障(モニタへの字幕表示)を行います。

録画ビデオ

【全体概要】
2021年7月30日に文部科学省から、「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」が通知され、大学入学共通テストで「情報」が出題されることが正式に決定しました。そこで、本会情報入試委員会(JN)の筧捷彦委員長が、大学入試において「情報」を課す意義について説明します。続いて、本会初等中等教育委員会(PS)の中野由章委員長が、情報入試の具体的な問題例を紹介します。そして最後に、筧JN委員長と中野PS委員長で、大学入学共通テスト「情報」でこの国がどう変わっていくのか、討論を行います。

10:00-10:35 大学入試での「情報」出題の意義:筧 捷彦(JN委員長)
10:35-11:10 情報入試の問題例:中野 由章(PS委員長)
11:10-11:30 討論 司会:辰己 丈夫(理事 新世代、広報小委員会 委員長)
  • 大学入試での「情報」出題の意義

    筧 捷彦

    【講演概要】講演資料
    2003年度の学習指導要領で必履修の新教科「情報」が導入されました。その後、科目構成と内容は学習指導要領改訂のたびに見直され、2022年度からは必履修科目「情報Ⅰ」と選択履修科目「情報Ⅱ」として実施されます。その内容は、これからの社会を担っていくために必要不可欠な素養を培うものになっています。一方で、大学では(専攻分野を問わず)学生がデータサイエンスの基本を身に付けることが求められています。これらを繋ぐ高大接続の要の一つとして大学入学共通テストに「情報」が導入されるのです。

    筧 捷彦
    【略歴】1970年東京大学大学院工学系研究科数理工学専攻修了。情報処理学会情報入試委員会委員長。情報処理学会フェロー・名誉会員。東京通信大学情報マネジメント学部教授、早稲田大学名誉教授。NPO情報オリンピック日本委員会理事長、公益財団法人情報科学国際交流財団理事長、U-22プログラミング・コンテスト審査委員長。2008年工業標準化推進につき藍綬褒章受章。

  • 情報入試の問題例

    中野 由章

    【講演概要】講演資料
    大学入試センターから、2020年11月には大学入学共通テスト「情報」試行問題(検討用イメージ)が、さらに2021年3月にはサンプル問題が示されました。また、1997年から大学入試センター試験で「情報関係基礎」が四半世紀に亘って出題されています。これからの情報入試でも同様の出題が予想される典型的な問題をいくつか解説します。

    中野 由章
    【略歴】1990年芝浦工業大学大学院工学研究科電気工学専攻修了。技術士(総合技術監理・情報工学)。情報処理学会初等中等教育委員会委員長、同情報入試委員会幹事、情報オリンピック日本委員会理事。日本IBM大和研究所、三重県立高等学校、千里金蘭大学、大阪電気通信大学、神戸市立科学技術高等学校を経て、2021年より工学院大学附属中学校・高等学校校長兼工学院大学教育支援機構教育開発センター特任教授。2015年情報処理学会山下記念研究賞、2016年情報処理学会学会活動貢献賞、2017年科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞、2018年情報処理学会大会優秀賞。

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