抄録
O-039
スマートフォンアプリによる市民の健康意識の変容に向けた研究
田中寿弥(釧路公大)・一橋達也・中村千夏子・越田絵里子・小屋畑敏弘・小師匡貴(釧路市)・皆月昭則(釧路公大)
政府の推進する健康日本21という事業があるが健(検)診の受診率が低く、生活習慣病の罹患率が高い現状である。本研究はスマートフォンを用いたアプリケーションによって市民の健康寿命の延伸を目的とした。開発したアプリは「くしろ健康おうえんアプリ」である。健康寿命を想起させるアプリケーションの要件は、市民の健(検)診の受診有無の入力記録、ウォーキングマップを提示したスマートフォンの加速度センサーによる歩数カウントの自動記録、健康に関する情報提示機能である。開発したアプリケーションによって健康日本21の事業をはじめとする健(検)診の種類・内容、運動や健康増進に興味をもってもらう事を期待した。アプリケーションは専用サイトからAndroidとiOSデバイスにダウンロード可能であり検証においては釧路市民500人に対してポイントを付与し健康意識を高めた。