抄録
O-037
継続的な評価の支援を目的としたスマートフォンによる跳躍動作の簡易センシング
鈴木雄登・松下光範(関西大)・堀 寛史(藍野大)
理学療法分野では効果的な理学療法を実施するために、主観に基づく定性的な評価から、計測に基づく定量的な評価への転換が進められている。その計測には筋力強度などの身体的特徴をセンシングする計測機器が利用されているが、現状の計測機器は可搬性が低く、計測を行う場所が限定される。そのため、患者への継続的な検査及び評価は困難になる。そこで本研究では、継続的な評価の支援を目的に、スマートフォンを用いた身体動作のセンシングを目指し、その端緒として運動量の大きい跳躍動作の計測システムの開発を行った。このシステムを用いて理学療法士に評価を行ってもらい、その結果に基づきシステム改良のための考察を行った。