抄録
O-023
深層学習によるトンネル切羽の岩種判定の検討
荒木光一(五大開発)・青木宏一・石濱茂崇・手塚 仁(熊谷組)・蒋 宇静(長崎大)
山岳トンネル掘削では,トンネル切羽の岩種を確認するために切羽スケッチを作成する.切羽スケッチの作成には時間が掛かり,岩種判定は経験に左右される.本研究では,切羽スケッチ作成における岩種判定を省力化するために,深層学習による岩種判定を基礎検討として試みた.13層のSE-VGGNetにて6種類の岩種について判定を行った結果,正解率は73%となった.岩種によっては正解率が89%に達したが,56%となる岩種もあった.これらの結果から,省力化に繋げるための課題が明らかになった.