抄録
O-021
スマートウォッチを用いた運送業のトラック管理システムの試作と評価
池田希光・柳橋和磨・田中康一郎(九産大)
近年、情報技術の発達で交通事故を防ぐ車載システムの開発が進められている。しかし、実際には交通事故原因の9割はドライバに起因していたというデータを米運輸省道路交通安全局が発表していることから交通事故の原因は車の性能だけでなく、ドライバの体調も影響すると判断した。今回は、スマートウォッチのセンサを用いることで、心拍数を定期的に収集し、交通事故や危険運転の予知を目的とする。運送業の協力を得て、トラックのドライバを対象とし、運転中ヒヤリとした場面などの危険運転や交通事故に繋がりかねない瞬間の前後の心拍数を記録し、この心拍数の傾向から事前に交通事故や危険運転の予知の実現を検討する。