抄録
N-013
「而二不二モデル」を概念にした「令和モデル」構想 ー安寧空間創製システムで世界の共和・共生へー
沢 恒雄(遊工学研)
環境・社会・経済のトリレンマが顕著である。人類の存亡がかかる21世紀では、トリレンマの緩解・(艦戒=いましめ)が特に最重要課題である。
人類は、金銭と依存症的な欲望に取りつかれ哲学を蹴飛ばして過度な科学技術実践に埋没している。人類の破滅となる科学技術応用を宇宙空間まで破壊する殺傷兵器類開発を政策としている。さらにグローバル化に大失敗して国家主義に逆行し、欺瞞・策謀・策略を基盤とした政策実践が横行した現状にある。XX主義が爛熟し腐乱して、哲学が欠損している。
22世紀には、我々日本人は、人類や他の生き物と先人の良質な遺産を継承し、実践する安寧空間を創製することが人類のために実践できる唯一の存在である。そこで、世界日本学を提唱し、先人の良質な日本文明を基盤とした共生・共和社会の実現にシステム的思考や情報科学の最先端技術の応用で、安寧空間創製を概念を提唱する。