抄録
N-009
Scrumとモブプログラミングを用いた多様なメンバーによるPBL学習事例
中森まどか・上堂薗健・劉 旭東・梁 梓耕・林  燁・陳 鍾宇・中鉢欣秀(産業技術大)
【背景】AIITは社会人が情報系と事業系の学びができ、学生の多様性が特徴である。アジャイル開発の教育的効果の既存研究に対し、人的・技術的多様性を伴う学習事例は、その効果向上の参考になり得る。【目的】Scrumマネジメントによるチームづくりおよびプログラミング教育的効果について考察し報告する。【方法】既存のプロジェクト管理と開発技術を経験・学習したPBLメンバーによるScrumでの意思決定ツール等のWebプログラミング実践を通じ、各学習方法と成果、その実践性について分析する。【結果】自己組織化を行い、コミュニケーション促進やモブプログラミングにより技術的格差を補い、各自の技術向上ができた。【考察・結論】課題共有と意識付け、オンラインツール活用等により、主体的な学習態度と相互協力体制の構築、それによる学習効果向上ができたと考えられる。但し、その実践的活用には、開発の効率性に関する効果をさらに現場で検証する必要がある。