抄録
M-037
ソーシャルコーディングにおける有益提案の抽出支援システムの検討
藤原裕貴・乃村能成(岡山大)
ソフトウェア開発において,ソーシャルコーディングと呼ばれる手法が広がっている.ソーシャルコーディングでは,プロジェクト内外のさまざまなユーザからソースコードの改善に関する提案を取り入れることで,プロジェクトを進める.提案によって内容の良し悪しは大きく異なるため,提案の内容を吟味してから採否を判断する必要があり,プロジェクトオーナの負担となっている.このため,プロジェクトオーナの負担を軽減するために,提案の良し悪しを自動で判定し,有益提案を抽出する手法が研究されている.
本稿では,有益提案を抽出する手法をシステムとして実現し,有益提案の抽出結果の一例を示す.