抄録
M-026
テレワーカーの状況をネットワーク分析により推定する手法
才田祐三・嶋 久登(神戸情報大)
就労形態の多様化や働き方改革が推進される中、ICTの利用により時間や場所を有効に活用する柔軟な働き方であるテレワークは注目されている。一方、その導入には課題がある。プライバシーや公私の切り分けの難しさ等のテレワーカーの心理的な負担や、業績評価や時間管理等の勤務状況の管理、同じ場所で働いていた時には簡単に出来ていた作業状況の共有等の課題がある。作業状況の共有については、人やその周辺にセンサを用いて状況を知る手法や、計算機の操作ログから推定する手法等の研究がある。本研究では、ネットワーク・セキュリティにおけるログ分析の手法を応用して、テレワーカーの勤務状況を推定する手法について検討する。