抄録
M-022
コネクテッドカーと非対応車両の混在状況における交差点通過時の安全性・効率の検討
東山紘樹・木村健太・佐藤健哉(同志社大)
コネクテッドカーではV2X通信を利用することで,センサの検知可能範囲外となる死角や遠距離の情報が入手でき,その有用性が評価され研究が進められている.今後,自動運転の普及段階でコネクテッドカーと非対応車両が混在して走行する状況が生じると想定される.この状況では,非対応車両の存在も考慮する必要がありコネクテッドカー同士の情報だけでは不十分である.本研究では,コネクテッドカーと非対応車両が混在する交差点で,優先道路を走行するコネクテッドカーが周囲の非対応車両を認識し,それを車車間通信によって非優先道路を走行するコネクテッドカーに共有することで交差点を通過する手法を提案し,その安全性と効率を検討する.