抄録
L-019
IoTシステムにおける送信デバイス・データの真正性確保に関する考察
才所敏明・辻井重男(セキュアIoTプラットフォーム協議会)
IoTシステムにおける送信デバイス/データの真正性確保は、データドリブン社会へ移行しつつある我が国の重要な社会課題である。中央大学研究開発機構およびセキュアIoTプラットフォーム協議会では、総務省より重点領域型研究開発(ICT重点研究開発分野推進型)の研究課題として「IoTデバイス認証基盤の構築と新AI手法による表情認識の医療介護への応用についての研究開発」の委託を受け、現在実施中である。本稿では、本研究活動の一環として実施した、ネットワーク経由収集されるデータおよび送信デバイスの真正性確保のための課題整理、課題克服のために考案したOSI参照モデルのアプリケーションレイヤにおける真正性確保方式構想、を報告する。