抄録
K-028
光学式モーションキャプチャによる触指動作の記録と分析
村井保之(日本薬科大)・巽 久行(筑波技術大)・徳増眞司(神奈川工科大)・宮川正弘(筑波技術大)
視覚障碍者に図や形状を理解させることは難しい。それは、視覚障碍者が図や形状をどのように触指(手で触って調べる)し認知しているのかの理解が不足しているからである。本研究は、視覚障碍者の図や形状の認知過程を解明するため、触指の動作を光学式モーションキャプチャシステムを用いて左右十本の指先の軌跡(座標)として記録する。その際使用する触図は、四角や円などの基本図形を組み合わせたものとする。これにより触指の動作を単純化し触指動作の一般的な特徴を検出することを試みる。