抄録
K-020
スマートフォン世代のためのタイピング技能向上支援システムの提案
加藤利康(日本工大)・卯木輝彦(フォトロン)・相澤佑太・大宮 望(日本工大)
 スマートフォンが若い世代を中心に普及しており、大学生はPCよりもスマートフォンの操作に慣れている。しかしながら、会社の業務においてタイピングを含むPCスキルが不足していると言われており社会問題になっている。本研究は、スマートフォン世代のタイピング技能を向上させるために、タイピングの学習過程における学習の促進要因を明らかにし、適応的な支援を実現することである。本論文は、タイピング練習中における、入力時間・回数などのパフォーマンス、視線・手の動きなどの身体動作と、思考・入力正誤などの認知内容とを時系列に詳細に記録し、質的・量的分析を行って、振り返りを支援するシステムを提案する。