抄録
K-007
多方向に同じ大きさの画像を表示可能とする指向性ボリュームディスプレイの開発
武藤真由香(千葉大)・干川尚人(小山高専)・平山竜士(東理大)・中山弘敬(国立天文台)・下馬場朋禄・伊藤智義・白木厚司(千葉大)
近年,様々な画像や映像情報の伝達手段の開発が行われている.先行研究では,新たな情報伝達手段として,3次元空間上に映像を直接表示できるボリュームディスプレイを利用し,複数の方向に異なる2次元情報を同時に表示できる指向性ボリュームディスプレイが開発された.今回用いる糸ボリュームディスプレイは,カラー画像や動画を任意の複数の方向に表示できるが,糸配置全体の概形が正方形のため,同じ大きさの画像であっても表示方向によって表示したい画像以外の情報が視界に入るという問題があった.そこで,本研究ではどの方向においても同じ大きさの画像を表示可能とする糸の指向性ボリュームディスプレイの開発を行った.