抄録
J-021
ホログラフィックプロジェクタによる空中投影
田中祐気・鈴木康平・坂口朋哉(高知大)・角江 崇・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)・高田直樹(高知大)
ホログラフィックプロジェクションは計算機合成ホログラムによって映像を投影する技術である.1台のホログラフィックプロジェクタで,レンズを用いずに複数の映像を任意の距離と角度を持った複数のスクリーンに焦点の合った映像を投影することができる.また,超小型プロジェクタの技術として注目されている.一方,ハーフミラーを用いることで,スクリーンに投影された映像を空中に映し出すことが可能である.しかし,空中に鮮明な映像を投影するにはスクリーンから強い光が反射される必要がある.そこで,本研究では,ホログラフィックプロジェクションと再帰性反射シートを用いて,距離の異なる位置へ複数の映像を空中投影することを試みた.