抄録
J-017
疼痛記録支援アプリケーションのユーザビリティ評価
熊田祐介・杉原太郎(東工大)・佐藤健治・五福明夫(所属なし)
痛みの増悪因子を特定しようとした場合,慢性疼痛患者は増悪直後に痛みを記録する必要がある.増悪の変動要因は明らかでないことから,数か月から数年にわたる長期間,記録し続けなくてはならない.痛みを抱えながらの記録は患者に大きな負担がかかるため,情報技術による支援が求められる.そこで本研究では,慢性疼痛患者が長期間継続して痛みの記録を行うことができる痛みの記録アプリケーションの開発を行う.健康管理アプリ等に関する文献調査を行い,先行研究の知見を元に痛みの記録アプリのプロトタイプを開発した.開発したプロトタイプは,健常者に対してユーザビリティテストを行った.