抄録
J-013
ウェアラブル筋電計による早食い抑制咀嚼ゲーミフィケーション
若松大作・帆足啓一郎(KDDI総合研究所)・太田英作・篠塚真仲・青木駿介(電通サイエンスジャム)
早食いの自覚のある人ほど肥満の傾向があることが知られている。咀嚼回数の増加を目的とした咀嚼回数測定システムの提案・開発が行われているが、咀嚼計数のみで早食い防止効果があるのかは知られてなかった。咀嚼(そしゃく)運動を検出可能なウェアラブル筋電計を開発すると共に、食事シーンにおいて検出した咀嚼運動を計数するのみだけでなくゲーミフィケーション化して早食いを防止するスマートフォンアプリを開発した。成人男性21名を対象とした実験の結果、アプリ提示なし条件よりもアプリ使用ゲーミフィケーション条件と回数計数条件において食事時間の増加を確認した。