抄録
J-006
脳波を用いた概念ベース構築方法の再検討
玄  武・土屋誠司・渡部広一(同志社大)
近年人の生体情報を解析し感情を判断する研究が注目されている.その中でも脳波を用いた方法は,脳と感情には密接な関係があるため有効な方法であると考えられる.だが機器や環境などの問題により雑音が混入することが問題になる.雑音除去の方法として本研究室の構築した脳波特徴量概念ベースがある.これはある脳波の成分を概念として定義し,他の脳波の成分の集合をその概念を表現する属性として定義し概念ベースを構築する手法だが,構築の方法にいくつかの問題があった.概念ベースに格納されるデータ数が非常に少なくなってしまうこと,概念ベース内に雑音が混ざってしまうことに焦点を当て脳波特徴量概念ベースの構築方法を再検討した.