抄録
I-021
指向性ボリュームディスプレイにおける人物追跡機能の実装
馬場 充(千葉大)・干川尚人(小山高専)・平山竜土(東理大)・中山弘敬(国立天文台)・下馬場朋禄・伊藤智義・白木厚司(千葉大)
我々の研究グループでは, 複数画像を同一空間に記録する技術とプロジェクションマッピングを用いて,観察方向によって異なる情報表示が可能な糸による指向性ボリュームディスプレイの開発を行った.
本研究では, 指向性ボリュームディスプレイのメディア応用を目的として, モーションキャプチャを用いて人を認識し,人に追従して映像と音を発信するシステムの実装を行った.
本システムにより, 追跡対象の観察位置において映像と音の観察が可能となった.
今後の課題として, より鮮明な映像表示を実現するため, 糸配置の最適化, 解像度の向上, GPUを用いた画像処理の高速化を行っていく.