抄録
I-017
高解像度かつ動画化可能な指向性ボリュームディスプレイの開発
中原仕安(千葉大)・干川尚人(小山高専)・平山竜士(東理大)・中山弘敬(国立天文台)・下馬場朋禄・伊藤智義・白木厚司(千葉大)
我々の研究グループで行われている先行研究に糸を用いた指向性ボリュームディスプレイと3Dクリスタルを用いた指向性ボリュームディスプレイがある.糸を用いた指向性ボリュームディスプレイは手動で糸を配置する必要があるため,高解像度化が困難であった.一方,3Dクリスタルを用いた指向性ボリュームディスプレイは3Dクリスタル内部に打ちこまれた点を画素とみなすことで画像を表現しているため,カラー表示や動画化が困難であった.本研究では従来の問題であった高解像度化と動画化を同時に実現できる指向性ボリュームディスプレイの開発を目的とし,3Dクリスタルをディスプレイと見立ててプロジェクタから映像を投影する手法を提案する.