抄録
I-010
CNNを用いた近赤外線画像のセグメンテーションとカラリゼーション
岩峰晴也・三浦大輝・黒木修隆(神戸大)・廣瀬哲也(阪大)・沼 昌宏(神戸大)
本稿では近赤外線画像の高精度な着色を目的として,セグメンテーションを組み合わせたカラー化手法を提案する.一般的に,近赤外線カメラで撮影された画像は目に見えない近赤外線を疑似的に彩色しているため,人が知覚する通常のカラー画像とは異なる.そこで,カラー画像に近くなるように近赤外線画像を着色する.まず,画像のセグメンテーションを行い,被写体と背景画像を認識する.次に,ニューラルネットワークを用いることで対象物に応じた着色を行う.実験では,従来手法よりもより自然な着色結果が得られた.