抄録
H-020
RethinkNetを用いた料理画像からの料理名と食材の推定
◎名髙祐輔・青野雅樹(豊橋技科大)
中華料理の画像データセットであるVireo Food-172を用いた、料理画像に対して料理名や食材を推定する研究が行われている。これまで、ChenらによるVGGを基本としたニューラルネットや、伊藤らによる料理画像認識と食材認識の同時推定の研究(以降、彼らの論文の提案名であるArch-D法と呼ぶ)などが知られている。我々は、Arch-D法を再現実装し、これにRethinkNet構造の付加、ならびに全結合層での各種調整実装を行った。その結果、論文に掲載されていた精度には及ばないものの、再現実装した従来手法に対しては、料理名推定、ならびに食材推定で、精度向上が見られたので報告する。