抄録
H-018
GANを用いた顔のRGB画像と奥行画像の同時生成
小林良輔・中島悠太・馬場口登(阪大)
近年GANによる顔画像の生成は、プライバシー保護やエンターテインメントへの応用が考えられる。実際に撮影された画像中の顔を生成した顔画像で置き換えるとき、多様な顔の向きに対応するためには3次元形状が必要となる。本研究では、3次元形状を奥行き画像で表現するものとし、顔のRGB画像と奥行き画像を同時生成する手法を提案する。具体的には、顔画像データセットに対してAaronらの手法を用いて奥行き画像を推定し、RBG画像に加えて奥行き画像を推定する顔画像生成器を用意し、これを用いてGANを学習する。実験では、生成した顔画像を再びAaronらの手法を用いて形状を推定し、生成した奥行画像との整合性を評価する。