抄録
F-032
3次元CNNを用いた運動準備電位による運動予測に関する検討
北澤脩平・土屋誠司・渡部広一(同志社大)
近年,病気や怪我などによって運動や意思伝達に障害を抱える身体障害者のための生活支援技術としてBCI(Brain Computer Interface)が注目されている.BCIとは人間の脳活動をコンピュータの入力とするシステムのことであり,運動に関するBCIの研究は現在広く行われている.その中でも動作終了後に現れる大きな変化を特徴量として用いる研究が多い.しかし,動作後に現れる特徴量を利用する場合,実際の動作とシステムへの反映にタイムラグが生じてしまうという問題点がある.そのため,本研究ではリアルタイムでの処理のため運動前の特徴のみを用い,3次元CNNを用いて動作識別を行った.