抄録
F-007
スリザーリンク解答プログラムの開発と問題自動生成の検討
土井佑香・松本実夕・金田真輝・荒川正幹(宇部高専)
スリザーリンクはペンシルパズルの一種で、与えられた数字をヒントに線を引き、ひとつのループを作ることが目的である。本研究においては、コンピュータを用いてスリザーリンクの解を効率的に求めるアルゴリズムを考案し、プログラムとして実装した。スリザーリンクの解答においては別解の有無を判定する必要があるため、バックトラッキングによる全探索を行う。既存手法における枝刈り法に加え、網羅的な探索によって新たに発見した局所的なルールを枝刈りに利用することで、従来の手法より効率的にスリザーリンクの問題を解くことが可能となった。また、解答プログラムを用いてスリザーリンクの問題を自動的に生成する方法について検討した。