抄録
F-006
教師なし学習を用いた書類記入領域自動抽出手法の提案
片岡えり・横地 洋(三菱電機)
紙書類(帳票)を用いた事務処理の効率化を目的として、作業の自動化を目指したシステムを開発している。本システムの課題の一つとして、帳票内の顧客が記入した領域(記入領域)の自動定義化があり、実現手法として、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)から帳票の特徴箇所を可視化して記入領域を抽出する技術を開発している。本発表では、特徴箇所の可視化に対して教師なしのCNNを適用する手法を提案する。これにより、短い学習時間で記入領域を推定し、自動抽出できるようになる。