抄録
E-009
ユーザの好みを反映した自動作曲システムにおける対話型遺伝的アルゴリズムの有効性
藤田将大・笹倉万里子(岡山大)
本研究では,対話型遺伝的アルゴリズムを用いた作曲システムを開発し,対話型遺伝的アルゴリズムによってユーザの好みに合わせられるかを検証する.対話型遺伝的アルゴリズムは,ユーザの好みに合わせた個体を生成可能であると言われており,これまでに様々なシステムが提案されている.しかし,これらの先行研究では対話型遺伝的アルゴリズムがユーザの好みを反映することに実際に寄与したのかどうかについて検証されていない.そこで,本研究では,開発した作曲システムにおいて異なる複数の条件で実験を行い,対話的遺伝的アルゴリズムがユーザの好みに合った個体を生成することにどのように寄与しているのかを検証する.