抄録
D-012
宿泊予約サイトデータを用いたトポスの地域価値の分析
鈴木祥平・森本祥一(専大)
人口の減少や高齢化の進む日本の各地域において,戦略的に地域価値を高める方法として地域デザインが注目されている.本研究では,地域デザインにおいて価値発現の核とされる「トポス」に着目する.トポスとは地域価値が発現する場所と定義されており,その特性によってさらに細分化され,さまざまな視点から定性的な事例研究が進められている.一方で,トポスがどの程度の地域価値を持っているか,あるいは生み出しているかを定量的に示した研究は少ない.そこで本研究では,宿泊予約サイトの宿泊施設データおよび宿泊者レビューを用いて,宿泊施設(誘客者)の視点と,宿泊者(訪問者)の視点からトポスの地域価値を分析する.