抄録
D-008
データベースのスキーマ情報を活用した機械学習
志村 薫・杉浦健人・石川佳治(名大)
ビッグデータ時代の今日、企業などのデータベースには大量のデータが蓄積されている。これらデータベース中のデータから知識を発見、獲得しビジネスに活用するために、データベース中のデータを用いた短時間・高精度な機械学習が求められている。しかし、一般にデータベース中のデータは正規化もしくはデータウェアハウスに基づく解析処理のために複数のテーブルに分割されており、学習用データへの変換には高コストな結合が必要となる。そこで、本研究ではデータベースマネジメントシステムでデータ本体と共に管理されているスキーマ情報などのメタデータを活用し、学習に不要なテーブル・列の結合の省略による短時間・高精度な機械学習の実現を目指す。