抄録
CM-002
フローティングカーデータおよび地理情報を用いた停車時間予測のための特徴量探索
熊谷優惟子・木村光樹・渡邉和哉(本田技研)
IVIの進化によって,ドライバーの受け取る情報量が増加している.しかし,車両走行中の過度な情報提示は,運転に直接関係のない操作や思考を引き起こし,運転操作に悪影響を及ぼす可能性がある.その影響を低減する方法の一つとして,停車時間の長さを推定し,その長さに応じた情報提示量の制御が考えられる.そこで,本稿では,車両位置情報を記録したフローティングカーデータと道路の地理情報を用いて,停車時間の長さを予測するのに必要な特徴量を探索した.停車時間の長短を3クラスに分類する問題として定式化し,ランダムフォレストを用いてモデル化した.その結果,停車位置と直前の速度、地理情報が重要な特徴量であることが示唆された.