抄録
CG-005
深層学習によるシネMRI(Magnetic Resonance Imaging)画像の高フレームレート化
高瀬唯人・中山良平・檜作彰良(立命館大)・市川泰崇・石田正樹・北川覚也・佐久間肇(三重大)
シネMRIは心臓の動きを動画として観察することが可能であり,心疾患を正確に診断できるが,多くの撮影時間を要する課題がある.本研究の目的は,短時間で撮影した低フレームレートのシネMRIを深層学習により高フレームレート化することである.本研究では,通常撮影されたシネMRIと,それから偶数番目フレームを間引いたシネMRIを高フレームレート画像,低フレームレート画像と定義し,これらの関係を深層学習によりネットワークに学習させる.学習済みネットワークにより生成した高フレームレート化画像は,通常撮影のシネMRIにおける心臓の動きを忠実に再現でき,シネMRIの高フレームレート化の有用性が示唆された.