抄録
CG-003
心電心拍・脳血流・鼻部皮膚温度の変化に着目した暗算課題のストレス検出
加賀翔大郎・加藤昇平(名工大)
近年、メンタルヘルスケアに対する需要の高まりからストレスに関する研究が盛んに行われている。本稿では、暗算課題によるストレス負荷下で心電心拍、脳血流および鼻部皮膚温度の3つの生体信号の同時測定を実施し、機械学習に基づいたストレス検出手法を提案する。特徴選択はランダムフォレストと変数増減法の2手法を比較のために実施し、SVMによりストレス検出モデルを構築した。10名の実験協力者による実験によりF1scoreが0.784のストレス検出が確認された。また、鼻部皮膚温度変化の近似直線の傾きがストレス検出の特徴として最も有用であることが示唆された。