抄録
CF-002
Pix2pixを用いた画像の輪郭線に着目した画像修復
皆藤優太・田村 仁(日本工大)
画像修復は長年盛んに研究が行われている.画像修復とは,画像に入り込んだノイズや欠損個所を修復する技術の一つである.本論文で対象としたのは画像の欠損個所の修復についてである.近年では機械学習(深層学習)を用いた手法が主流である.それらの提案手法の多くは,画像の色情報と輪郭線を同時に修復している.そのため,出力画像にて輪郭線がぼやける場合がある.本論文では,輪郭線と色情報の修復を分けることで輪郭線のぼやけを抑えられると考え,輪郭線に着目した画像修復手法を提案する.