抄録
CB-004
CNNを用いた類似した三次元船型形状からの造波抵抗推定
登内雅人(横浜国大)・新井 洋(ジャパンマリンユナイテッド)・濱上知樹(横浜国大)
造船業界の分野では,推進性能の向上のために,水槽試験結果や数値計算などのデータを活用した船型開発が行われている.これには近年著しく発展を遂げている機械学習や深層学習を応用した船型開発手法も既に報告されているが,これら既存手法は,精度面でまだ十分でなく,形状改善に有益となる情報の提供についても考えて作られていない.そこで本研究では,船舶の推進性能推定に適切なデータ表現と解釈性の高いモデルを検討し,船型形状から推進性能を推定するモデルの精度改善を達成しつつ,設計者による形状改善の補助も可能な手法を提案する.