抄録
C-025
4つのカメラを使った3Dスキャナーシステムの試作
張 世杰・小田井圭(国士舘大)
現在の3Dスキャナーはまだ値段が高く、読み取りに時間がかかり、精度が不足するなどの問題がある。本研究の目的は、コストと性能が両立し、stlファイルを得るまで最大2回のスキャンで済む3Dスキャナーを提案することである。このシステムは光投影法に基づき、主にステップモーター、駆動回路と載物台を含む回転部分、線状レーザー発振器とカメラで構成したデータ収集部分、ラズベリーパイを使った中核の処理ユニット部分の三つのパートからなる。載物台の上面と側面にカメラを2つずつ配置し、底面情報を必要とする場合は2回目のスキャンで、被写体の3Dモデルを構築できるのが特徴である。