抄録
C-023
組込ソフトウェア開発効率化のための実機レス開発環境の開発
佐田康文・宮崎 剛・中島信一(Fuji Electric)
近年,組込ソフトウェアは,IoT化の進展等によって大規模化,複雑化が進行しており,開発効率の向上が求められている.しかし,組込ソフトウェア開発では,実機のハードウェアや専用の開発環境などが十分に用意できず開発効率の向上を阻害している場合がある.そこで,実機や専用の開発環境などがなくても組込ソフトウェア開発を可能にするため,PC上で組込ソフトウェアが動作する実機レス開発環境の開発を進めている.本稿では,実機レス開発環境の概要について述べ,外部デバイスへのアクセスを可能にする機能の開発を中心に述べる。