抄録
C-020
組込み機器向けの継続的ソフトウェア品質向上手法
天野 隆(日立)
組込み機器に汎用OSのLinuxを採用することが増えている。Linuxのソース大規模化でバグ調査範囲が広くバグ対策工数が増大化し,品質維持・向上が困難になっている。組込み機器では,Linux採用製品のビルド作業の容易化およびリアルタイム性能の把握が課題である。組込み向けLinux開発のビルドとリアルタイム性能テストを自動実行する継続開発環境を構築し評価を行った。ビルド作業を削減し誰でも実行でき,自動テストによりリアルタイム性能を継続的に把握できるようになった。