抄録
C-009
異なる高位合成環境下における2次元FFT演算回路の作成と比較
大森一世・増田信之・佐藤紘将・祢津 祐(東理大)
現状,当研究室の2次元FFT計算回路は1次元FFT計算回路を2回用いることで実現している.そこで2次元FFTのアルゴリズムをFPGAに実装出来れば更なる高速化が期待できる.本研究では2次元FFTアルゴリズムを用いたプログラムをFPGAに実装する先駆けとして,Xilinx社の提供する二つの異なる高位合成環境下において動作シミュレーションを行った.二つの環境 Vivado HLSとSDAccelでは後者の方がCPU/GPU 環境と同様の環境とランタイムで実機実装を行うことが出来る.それゆえに後者での開発は効率が良く,2次元FFTプログラム自体の改善にも有効であると考えた.