抄録
B-027
有理数演算における最小演算精度を用いた桁数増加の抑制の提案と評価
今村 翼・古賀雅伸(九工大)
数値計算において有理数演算を導入することにより四則演算を厳密に行うことができるが、計算を進めていくと桁数が爆発しやすいという欠点がある。本研究では無誤差変換に基づく最小演算精度によるピボッティングを用いた桁数増加の抑制法を提案する。そして、連立一次方程式のガウスの消去法による計算に提案手法を適用し、その有効性を評価する。