抄録
B-026
GPUを用いた計算コストの小さい数値計算の高速化
吉田慧吾・魚谷智志・増田信之(東理大)
近年,グラフィックス処理の分野でGPUが多く用いられている.また,グラフィックス処理以外の汎用計算技術のGPGPUが盛んとなっている.GPUは単純な演算かつ大量の計算に長けている.そこで,あえて計算コストの小さい計算をさせ高速化させることを本研究で行った.これを高速化すると,高速で入力されてくるハイスピードカメラなどのデータを画像処理された状態でリアルタイムで見ることができる.研究を進めていくにあたって,NVIDIA社が開発提供しているCUDAを用いて,数値計算をGPUで行った.本論文では3つの手法で計算時間の短縮を図った.GPUを同期的に操作する手法,GPUを非同期的に操作する手法,画像データを複数枚同時転送する手法である.そして,OpenGLを用いた描画について述べている.