抄録
A-023
面で構成されるグラフに対する Magic Graph
杉山雅英(会津大)
Sedlacek(1963)が和が一定になるグラフラベリング問題としてMagic 
Graph を提起して以来,グラフの構成要素である辺・頂点・面に着目し
て Edge Magic, Vertex Magic, Face Magicが検討されてきた.面に着目
する Face Magic の場合,平面グラフに限定されていた.平面グラフで
は辺は必ず二つの面によって共有されるが k 次元空間における超立方体
のグラフなどにおいては辺はより多くの面で共有されることがある.本
論文では面で構成されるグラフに対する Face Magic Graph を検討し,
Face Magic の非存在及び定和剰余制約の性質を導く.さらにその具体例
を構成する.