抄録
A-021
美度とクラスタリングを用いた進化的画像生成システム
田村謙次(所属なし)
CGや音楽などの芸術的な要素を持つコンテンツの良し悪しは数値化することが困難なため、多くの場合、人間が評価を行うが、生成されたコンテンツの視聴や選択操作、同レベルの作品の良し悪しを比較するなどの負担が多く、それを軽減することが課題の一つとなっている。そのような背景において、進化的計算を用いて評価・選択・淘汰などの遺伝的操作を自動的に行う研究が盛んに行われている。本研究では、画像生成を行うGrammatical Evolutionの文法に色彩調和論を導入し、個体評価に美度および個体間の遺伝子列距離によるクラスタリングを用いた個体選択を行う手法を提案し、その評価を行った。