抄録
A-020
動的所属関係における所属変化の分析
足利太嘉(名工大)・松井藤五郎(中部大)・森山甲一・武藤敦子・犬塚信博(名工大)
本論文では、動的所属関係を対象に、メンバーの所属の変化を分析する方法を提案する。
スポーツの分野では、長期にわたって同一のチームの第一線で活動し続ける選手はフランチャイズ・プレイヤー、いくつものチームを渡り歩く選手はジャー二ーマンと呼ばれている。
このような選手は、時間の経過によって所属先が変化する動的所属関係において、「移籍しにくい」メンバーと「移籍しやすい」メンバーであると考えられる。
そこで本論文では、フランチャイズ・プレイヤーとジャーニーマンを統計的な指標を用いて定義し、Major League Baseballデータセットからフランチャイズ・プレイヤーとジャーニーマンを抽出した結果を示す。