抄録
A-017
凸射影法による投影からの情報復元
青柳智裕・大坪紘一・青柳宣生(東洋大)
投影データからの画像再構成は、数学的にはHilbert空間における逆問題として定式化される。実際には、有限次元ベクトル空間において行列によって表現し連立方程式を解くことに帰着する。ただし、解の存在と一意性の保証はない。
凸射影法では、事前にわかっている情報を集合として扱い、その集合への射影作用素を用いて条件を満たす解を求めることができる。
本研究では、凸射影法を画像再構成の問題に適用して、その画質の評価を行う。