[09:30-9:55]講演(1):IoT、ビッグデータ、そして人工知能へ | |
【講演概要】「コンピュータに蓄積されていく物事(Things)のデータが、Internetが世の中を変えたのと同様に世の中を変えるに違いない」1999年のKevin Ashton氏の講演タイトルで登場したIoT(Internet of Things)。IoTにより急速蓄積されるビッグデータ、それらを活用する人工知能など、Internet以上の変化を世の中にもたらそうとしている。その一方、セーフティ、セキュリティ、プライバシーの確保などの課題も明確になってきている。本講演では、IoTを俯瞰し、その課題解決に向けた取組みを概観する。 | |
田丸 喜一郎(IPA/SEC 調査役) |
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[10:00-10:35]講演(2):IoT時代のセキュリティ | |
【講演概要】IoTの広がりによって、センサー、家電製品、ヘルスケア/医療機器から自動車まで、多くのデバイスがインターネットにつながり、様々なサービスと結びつくことで、より便利な社会となることが期待されています。一方で、セキュリティ上の脆弱性や設定不備等を狙った攻撃によって、情報の窃取や資産の損失、重大事故を生じる危険性が指摘されています。本講演では、最近の脅威・インシデント事例を踏まえながら、IoT時代のセキュリティ対策をどのように考えるかについて紹介します。 | |
辻 宏郷(IPA/セキュリティセンター 情報セキュリティ技術ラボラトリー 研究員) 【略歴】1988年東北大学工学部情報工学科卒。1989年三菱電機株式会社入社。コンピュータネットワーク、分散処理システム、情報セキュリティ、サイバーセキュリティの研究開発・標準化活動に従事。2009年静岡大学大学院理工学研究科(博士後期課程)単位満了退学。博士(工学)。2014年よりIPA研究員。現在、組込みシステムや制御システム、IoTのセキュリティに関する調査及びそれらの成果の普及活動に従事。 |
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[10:40-11:15]講演(3):つながる世界の実現に向けた高信頼化の取り組み | |
【講演概要】異なる製品がつながって新しいサービスを創出するIoT時代が到来し、更に実システムから得られるデータ分析結果を当該システムの制御にフィードバックするデータ駆動型社会が訪れつつあります。色々な製品が連携して動作する環境であることから、これらを「つながる世界」と呼んでいます。このつながる世界では、新サービスの創出という花の一面がある一方で、システムが複雑・広範化することにより、セーフティ、セキュリティ上の問題が顕著化する懸念があります。ここでは、それらの課題を克服していくためのIPA/SECの高信頼化の取り組みについて紹介します。 | |
中尾 昌善(IPA/SEC ソフトウェアグループリーダー) |
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[11:20-11:55]講演(4):i コンピテンシ ディクショナリを活用した組織力強化 ~IoT時代に向けた組織と個人の相互成長~ | |
【講演概要】IoTなど変革の時期であるIT業界において、変化に対応するためには、組織力を強化することが一策と言えます。ここでは、人材に着目した組織力強化のためのしくみとして、「i コンピテンシ ディクショナリ(iCD)」を紹介します。2015年6月30日に公開したiCD2015の概要と、iCDを利用した組織能力の見える化とその活用方法について解説します。 | |
奥村 有紀子(IPA/IT人材育成本部 HRDイニシアティブセンター) 【略歴】ソフトウェアテストやソフトウェア品質の改善に従事。現在はIPAにて、IT人材育成を担当。日本科学技術連盟ソフトウェア品質管理研究会第5分科会「ソフトウェアテスト」副主査(第23年度~第26年度)、同主査(第27年度~現在)。 |
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