プログラム
トータルコーディネータ:赤津雅晴((株)日立製作所 スマート情報システム統括本部戦略企画本部 本部長)
コーディネータ:鹿島 久嗣(京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻 教授)
ビッグデータブームによって機械学習や統計科学をはじめとするアナリティクス技術がにわかに注目を浴びており、各所でデータ解析の取組が盛んに行われています。 しかしながら、ただ単にアナリティクス技術を適用しさえすればデータから素晴らしい価値が自動的に得られるというものではなく、データからアクションに結び付けていくことはそれほど容易なことではありません。本セミナーでは「予測」と「意思決定」、すなわちアクションにつながるアナリティクス技術に焦点を当て、最新技術動向と先進的応用を中心に基礎から解説します。
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コーディネータ:寺田 努(神戸大学 大学院工学研究科 准教授)
近年、次世代のコンピューティングスタイルとして、グラス型ディスプレイや装着型センサを活用するウェアラブルコンピューティング技術に関する注目が高まっています。本セミナーでは、グラス型デバイスのハードウェア、有力なアプリケーションである健康管理デバイスやサービス、ウェアラブルコンピューティング実現のためのOS技術、ウェアラブルコンピューティング実世界応用など、ウェアラブルコンピューティングを実現するための幅広い技術に関して解説していただける講師陣を招きます。ウェアラブルコンピューティングが生み出す新たな可能性について、さまざまな側面から実例を交えて紹介します。
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コーディネータ:青山 幹雄(南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授)
モバイル・クラウド時代は、ソフトウェアの開発から運用に至る新たな基盤と開発技術が求められています。しかし、従来の開発形態・技術から新たな開発形態・技術への移行は容易ではありません。技術の本質を捉え、その活用のシナリオを開発する必要があります。ここでは、モバイルを前提とするモバイルファーストの開発技術、アジャイル/リーン開発の技術と開発と運用の円滑な連携によるビジネスの素早い展開を図るDevOps、クラウド上での情報システム開発とシステム統合、など今後の情報システム開発の鍵となる技術について実践事例を交えて解説して頂き、その活用と今後の展望を議論します。
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コーディネータ:松井 進(大阪工業大学 情報科学部 情報ネットワーク学科 教授)
2020年〜2025年 頃には500億個以上のセンサーやデバイスがインターネットに接続されると予測されています。“物”のインターネットであるIoT(Internet of Things)が実現されます。これらの“物”からの膨大なデータがクラウドに集まることにより、クラウドコンピューティング時代を益々加速させると考えられます。
ここでは、“物”を接続するための無線ネットワーク技術、センシング技術、各種分野への応用などにつき幅広い技術やシステムを研究及び実用化されている講師陣を招き、今後の技術動向や実社会へのシステム応用について紹介します。
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コーディネータ:佐久間 淳(筑波大学 コンピュータサイエンス専攻 准教授)
ビッグデータ利活用の機運が高まるなか、個人情報保護法の改正を間近に控え、データプライバシーの保護技術は重要性がますます高まりつつあります。データプライバシーの保護は、技術のみならず法制度、サービス運用、倫理観や市民感覚等の多様な側面を同時に考慮する必要がある複雑な問題です。本セミナーではプライバシー保護の技術的側面を、セキュリティ・プライバシー保護技術および暗号理論などの方法論からなる縦糸と、クラウド、モバイルなどのコンピューティング環境からなる横糸の二軸から解説し、その上で技術者が抑えておくべき技術と法制度の橋渡しとなる部分について概観します。
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コーディネータ:丸山 宏(情報・システム研究機構 統計数理研究所 副所長・教授)
ビッグデータに注目が集まっていますが、データをどのようにビジネスに活かすかについては、まだまだ試行錯誤であることが多いようです。データ分析(アナリティクス)は、システム化の効果が予測できる一般のシステム構築とは異なり、何が見つかるかわからない探索的な作業になるからです。本セミナーでは、アナリティクスをビジネスに活かすためにどのような点に気を付けたらよいのか、サービス業と製造業における実際の適用事例を含めながら、その本質を探ります。
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