9:30-9:35 |
オープニング |
セッション1
9:35
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11:00 |
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Thinking RealSpace: 感じる地球
−すべてをつなぐインターネットと実世界情報の活用
砂原 秀樹 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科/
奈良良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 教授) |
講演概要 今やインターネットは,コンピュータだけでなく,自動車,家電,電話,センサ,「もの」などさまざまなものをつなぐようになってきた.これらのノードが生成する情報は一見無意味・無価値の情報に思えるが,インターネットによって接続され収
集・加工されることで高い価値を生み出すことがわかっている.本講演では,インターネットによる実世界情報の活用の実例について紹介する.
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略歴 奈良先端科学技術大学院大学情報科学科学研究科.1960年兵庫県生まれ.88年慶應義塾大学理工学部博士課程修了.電気通信大学情報工学科助手,94年奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター助教授を経て,2001年から教授.2005年情報科学研究科教授村井純(慶應義塾大学環境情報学部教授)らとともに,1984年からJUNET,1988年からWIDEプロジェクトを通じて,日本におけるインターネットの構築とその研究に従事.
現在は,自動車や様々なセンサをインターネットに接続して新たな情報通信基盤を構築するプロジェクトを進行中.
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11:00-11:10 |
休憩 |
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IETFのモバイル技術の標準化動向及び展望
湧川 隆次 ((株)トヨタIT開発センター 研究開発部 シニアリサーチャー) |
講演概要 IPv6への移行も本格的に検討され,モバイル技術も3GPPやWiMAXでの利用が決まり,新たなIP技術の普及に向かっている.そこで,インターネット標準化団体であるIETFのモバイルや無線技術の標準化動向をレポートする.また,IETFでの標準化の仕組みや動向についても簡単に説明する.
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略歴 2004年慶應義塾大学政策メディア研究科博士課程修了,同大学政策メディア特別研究助手を経て,2005年から同大学環境情報学部専任講師.現在は,慶應義塾大学政策メディア研究科特別研究講師を兼任.移動体通信を専門に,プロトコル開
発やIETFでの標準化を行っている.
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12:00-13:00 |
お昼休み |
セッション3
13:00
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14:20
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![](2008-4-3-inami.jpg) |
インターネット,最初の1メートル
稲見 昌彦 (慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授) |
講演概要 講演者は人工現実感,ロボット工学の立場から我々が生活する物理世界と情報世界とを,人の五感が拡張したかのように自然に結びつけるための様々な「インタ
フェース」を開発してきた.本講演では情報通信網と人との界面-The First One Meterを司るインタフェース技術に関し,講演者による取り組みを交えつつ紹介する.
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略歴 1999年,東京大学大学院工学研究科博士課程修了.博士(工学).東京大学助手,科学技術振興機構さきがけ研究者,マサチューセッツ工科大学コンピュータ科学・人工知能研究所客員科学者等を経て,2006年,電気通信大学知能機械工学科教授.2008年より科学技術振興機構ERATOグループリーダーを併任.2008年4月,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授.日本VR学会理事,情報処理学会EC研究会主査. |
14:20-14:30 |
休憩 |
セッション4
14:30
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15:50
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Live E! グローバル気象センサネットワークの運用基盤と実社会への応用
松浦 知史(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 特任助教)
落合 秀也(東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻 博士課程)
石塚 宏紀(東京電機大学 大学院先端科学技術研究科 情報通信メディア学専攻 博士課程) |
講演概要 近年,センサデバイスの低価格が急速に進み,インターネットの普及や無線技術の向上とあいまって,あらゆる箇所の情報をセンスすることが可能となってきた.Live E!プロジェクトでは日本全国およびアジアを中心に気象センサを設置し,
産官学の協力体制の基,情報の共有を行っている.グローバルなセンサ情報共有基盤の仕組みから,自治体の災害対策,大学や企業による環境問題の取り組みまで紹介する.
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略歴[松浦 知史]2008年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程 修了.同年4月より 同大学院 情報科学研究科 特任助教.地理位置に基づくオーバレイネットワーク,広域センサネットワークの研究に従事.博士(工学). |
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略歴[落合 秀也]2008年 東京大学大学院・情報理工学系研究科・修士課程了.同年 同大学院・情報理工学系研究科・博士課程.現在に至る.組込みシステム,広域センサネットワーク,耐遅延ネットワークの研究に従事. |
![](2008-4-4-3-ishizuka.jpg)
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略歴[石塚 宏紀]2008年 東京電機大学大学院・工学研究科・修士課程了.同年 同大学院・先端科学技術研究科・博士課程.現在に至る.モバイルアドホックネットワーク,カメラセンサネットワークの研究に従事. |
15:50-16:00 |
休憩 |
セッション5
16:00
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17:00
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無線LANを用いた位置情報システムの現状と将来
河口 信夫 (名古屋大学 大学院工学研究科電子情報システム専攻 准教授) |
講演概要 近年,無線LANを利用することによって,屋内外を問わず位置を推定し,利用可能が技術が登場している.本講演では,無線LAN位置推定技術を俯瞰すると同時に,現在の最新情報を提供する.特にインターネットを通じ,40万件を超えるアクセスポイントデータベースを収集・配布している Locky.jp における経験やデータベースの利用法について説明する.また,様々な応用事例の紹介と共に,無線LAN位置推定技術の将来像について述べる.
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略歴 1995年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程満了,名古屋大学助手,講師を経て2000年より同大助教授(准教授).モバイルコンピューティング,ユビキタスコミュニケーション,スマートルーム,位置情報システムに関する研究に従事.2004年には大学発ベンチャー(有)ユビグラフを設立し,技術担当取締役を兼務.博士(工学).
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